不妊治療はバクチ
日本の女性が第1子を産む平均年齢はいまや30.6歳。若いうちに子どもを産み育てることが難しくなり、不妊治療を受ける人が増えているらしい。
私の娘(33歳)と長男(31歳)もそれぞれ結婚し、3,4年が経過しているが、未だに2人から妊娠の吉報がない。
ナーバスなところだから、子どもとあってもあえて私の口から「子供はまだか?」などと言ったことはない。しかし、ぼちぼち孫の顔を見たいという気持ちは強い。
不妊治療の実態は、
◇3人に1人が治療に200万円以上を支出
35歳を超えてからの出産希望が多く、対外受精を希望する夫婦が増え、10年前
の3倍に上っているようだ。
◇「人工授精」で15万円は序の口
対外受精治療の1回が30万~50万円の費用がかかる。それで成功率は20%程
度とのことである。
◇30万円かけた努力が水の泡
精子1匹を卵子に直接注入する「顕微授精」をすると25万円くらいが余計にかか
るとのこと。
◇卵の状態に一喜一憂
「40代で出産に至る、状態のよい卵子が採れる割合は、10個に1個あるかない
か。回数を重ねることが大切、やるかやらないかです」と医師に言われ、夫婦は体
外受精を繰り返すらしい。
◇治療を通して「不妊治療」をより強く求めるように
治療を通じ、周辺や社会からのプレッシャーから当たり前と思われている出産に対
しての欲望が高まっていくのである。
というところである。
私の娘・息子も口には出さないが出産について悩んでいるかもしれない。孫を抱きたいという願望はあるが、それぞれ夫婦に寄り添って優しく見守っていきたい。
昔の人が「赤ちゃんは授かりもの」そのとおりだと最近思うようになった。