立派な贈収賄事件(教科書検定問題)
教科書12社が検定中開示 10社、4000人に謝礼 自己点検結果
教科書を出版する「三省堂」などが部外者への開示が禁止されている検定中の教科書を教員らに見せて謝礼を渡していた問題で、文部科学省は22日、小中学校用教科書を発行する各社に求めていた自己点検結果を発表した。既に報告済みの三省堂を含む全22社のうち、12社が検定中の教科書を教員ら延べ5147人に見せ、うち10社が延べ3996人に謝礼として数千円から5万円の金品を渡していた。採択権限を持つ教育長や教育委員に歳暮や中元を贈っていた。
何十年もこのような形で教員などに賄賂を贈り続けていたということは、甘利大臣のあっせん収賄罪疑惑より根深い問題であると私は思う。
マスコミの報道でも「賄賂」と表現せず「謝礼」などと記載しているが、立派な贈収賄事件である。
毎年恒例で貰っていた教員らもガソリン代位の感覚で罪意識も無く当然のように貰っていたと思われる。
4000人×5000円×10年=2億円
2億円の大規模な贈収賄事件としてもらった公務員を全て調査し、賄賂を没収するとともに厳正な処分をするべきだ。
教育者の常識を疑いたくなる。
甘利大臣も教科書会社も教員も同じ贈収賄罪ということを認識していただきたい。